製品・サービス名
淡路島産 有機栽培玉葱を原料とした製品
企業・組織名
有限会社新家青果
所在地
兵庫県洲本市五色町鮎原中邑1005
有機と再エネで脱炭素玉ねぎ
玉ねぎの有機栽培を20年以上にわたって行い、栽培期間中で約38%のCO2を削減した。2500トンの玉ねぎを貯蔵する冷蔵庫については、太陽光パネルと非化石証書を併用することでCO2実質ゼロを達成。これらの取り組みにより、栽培から流通までのトータルの排出量を45%削減した。2006年から外国人技能実習生を受け入れ、自国での気候変動対策に活かせるよう、有機栽培や冷凍加工の技術を伝えている。
三つ星選考委員コメント
玉ねぎの取扱い量7000トン、2500トンは自社農場で生産、内10%の250トンは有機栽培。有機JAS認証及び特別栽培等含む事業全体の環境と安全管理のため“GGAP(グローバルギャップ)”を取得し、環境の時代にふさわしい持続可能な農業を実現している。 2000年に施行された有機JAS制度であるが、新家青果では2002年に玉ねぎの有機栽培にチャレンジし、2003年有機JAS認証を取得している。その取り組みは22年に及ぶ。更に2002年、法令順守の視点から安全管理や環境管理を重視した「農業適正規範」と言われるJGAP(日本ギャップ)の検討が始まり、2007年に第三者認証が始まった。新家青果はそのもととなった世界標準のGGAP(グローバルギャップ)の認証を2010年に取得し、14年間継続してきている。更に、新しく作った550トンの玉ねぎの冷蔵貯蔵庫の屋根の上にはソーラーが配置され、“証書”対応を含め、電力自給を実現。CO2排出はゼロを達成している。生産段階、流通段階全体から発生するCO2の45%を削減している。まさに環境の時代にふさわしい農業のあり方、経営の戦略的組み立てを実現している。 徳江 倫明・一般社団法人フードトラストプロジェクト 理事長
徳江 倫明・一般社団法人フードトラストプロジェクト 理事長担当者メッセージ
有機栽培とGLOBALGAPの玉葱は全国4農場のみ。本土では弊社のみ(2024年7月現在)。淡路島の玉葱は6月に収穫して翌年新玉葱が収穫される3月まで冷蔵庫に保管して年中販売しています。その弊社の冷蔵庫はCO2ゼロになりました。
代表取締役 新家 春輝
代表取締役 新家 春輝
価格
250~2,500円/kg(生食~冷凍為オーダーメイド)
Webサイト/http://www.shinkeseika.co.jp/item.html
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45%CO2削減の淡路たまねぎ
有機栽培の淡路島産たまねぎ。欧州を中心に広がる「GLOBAL-G.A.P」認証を取得し、食の安全性に配慮した管理システムを構築する。化学肥料不使用、手作業による除草、太陽光発電とCO2フリー電力を組み合わせた保管用倉庫により、流通から栽培までのCO2排出量を従来比45%削減した。200件以上の取引先農家とともに、国の「みどりの食料システム戦略」が掲げる「2050年に有機農地25%」実現への一翼を担う。